10月旬のお魚「アカシタビラメ」


10月から底引網漁が始まります。
その中でも、瀬戸内海で獲れる代表的な魚
「アカシタビラメ」のご紹介です。

 

アカシタビラメとは?

色が赤く、牛の舌のような形をしていることから「アカシタビラメ」と名付けられました。見た目は、少しユニークですが、瀬戸内海では「アカシタ」「ゲンチョウ」などと呼ばれ親しまれている魚のひとつです。
国内で食用とされているシタビラメ類の中には、本種のほかに、「クロウシノシタ」と「イヌノシタ」の合わせて3種が主流となっています。また、シタビラメを大きく分けるとアカシタ(イヌノシタやアカシタビラメ)とウシノシタ(クロウシノシタ)に分けられます。無眼側が赤色をしているのが前者、無眼側が白色にヒレが黒いのが後者であると見分けることができます。(詳しくは下図参照)

分類

分類     カレイ目ウシノシタ科イヌノシタ属
標準和名   アカシタビラメ
流通名    アカシタ、ゲンチョウ、ウシノシタ
地方名    ゲタ、ゾウリ、クツゾコなど

特徴

分布域・生態


主に瀬戸内海、有明海、八代海などの内湾で多く漁獲されます。
水深20~70m程度の沿岸域から沖合の砂泥底に生息しており、
甲殻類やゴカイ類、貝類などの底生動物のほか、小魚などを捕食します。

漁期

瀬戸内海における漁期になります。10月より獲れはじめ、冬場にかけて漁獲量が増えます。

※地域によりずれが生じます。

おすすめの食べ方

一般的には、煮付け、ムニエル、フライなどにして食べられています。11~12月は身が厚くなり、脂が乗って美味しくなります。春先には抱卵するため、煮つけがオススメです。アカシタは、クセがなく、旨みがあり、シンプルな料理でも美味しくいただけます。
ヨーロッパの大西洋岸では、近種のヨーロッパソール(ササウシノシタ科)は「魚の女王」と言われるほど珍重され、フランスでは、シタビラメのムニエルは定番料理です。


  • アカシタビラメのムニエル

    ▼材料(2人前)
    ・アカシタビラメ  2枚
    ・塩コショウ    適量
    ・小麦粉      適量
    ・サラダ油     適量
    ・バター      10g
    〈トマトソース〉
    ・トマト      1個
    ・じゃがいも    1/2個
    ・塩コショウ    適量
    ・パセリ      少々
    ・レモン      お好みで
    ▼作り方
    ①アカシタビラメの下処理をします。
    ウロコ、内臓、エラを取り除き、適当な大きさに切り、切り込みを入れます。
    ②切身にしたものに塩コショウをして、小麦粉をまぶします。
    ③フライパンにサラダ油を入れて、火にかけます。
    皮面を下にして入れ、強火で両面を焼きます。
    ※皮面に少し焦げ目がつき、パリッとする程度。
    ➃弱火にして、バターを入れて、絡めるように焼きます。
    バターの良い香りがしてきたら、アカシタビラメを取りだします。
    〈トマトソースの作り方〉
    ❶フライパンにバター、湯むきして粗みじん切りにしたトマトを入れて炒めます。
    ❷塩こしょうで味をします。
    〈粉ふきいもの作り方〉
    ❶じゃがいもの皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
    ❷鍋に水、じゃがいもを入れて中火にかけます。(10~12分程度)
    じゃがいもが柔らかくなったら火を止めます。
    ➌湯を捨てて中火にかけ、鍋を揺すりながら粉が吹くまで水分をとばします。
    ❹塩・こしょうで味を調えます。


  • アカシタビラメの煮付け

    ▼材料(2人前)
    ・アカシタビラメ  2切
    ・生姜       適量
    ・水        400㏄
    ・砂糖       大さじ2
    ・ほんだし     小さじ1
    ・濃口醤油     大さじ2
    ・みりん      大さじ1
    ・白ネギ      適量
    ・絹さや      適量
    ▼作り方
    ①アカシタビラメの下処理をします。
    ウロコ、内臓、エラを取り除き、適度な大きさに切り、霜降りをする。
    ②鍋に水と砂糖、アカシタビラメ、スライスした生姜を入れて中火にかけます。
    ➂煮立ってきたら、ほんだしと濃口醤油、みりんを入れて、落とし蓋をして弱火にする。10分程度煮る。

栄養素

カルシウム(ひらめ22mg、まだい11mg)が比較的多く含まれており、また、ビタミンA(ひらめ12mg、まだい8mg)も多く含まれています。
※したびらめ 生 100g当たりの栄養素