

海老には複数の縁起の良いいわれがあり、おせちに限らず結婚式などの慶事で頻繁に食されます。
ひげが長く腰が曲がっていることから老人になぞらえて「海老」という漢字が使われています。そのため、 不老長寿の象徴 としてひげが長く伸びるまで、腰が丸く曲がるまで長生きするようにとの願いを込めて、おせち料理に使われるようになりました。


また、「目が飛び出している」外見から、「めでたし(目出たし)」と連想され、慶事に適している食材と考えられました。ほかにも、脱皮を繰り返す生態が「新たに生まれ変わる」というイメージを与え、成長と発展を象徴してることや、甲羅に覆われている姿から鎧兜を身に付けた武者を想起させ、武運長久につながるという説もあります。
このように、有頭海老は縁起をかつぐ意味で使われるようになった食材ですが、海老には私達の体にとっても良い栄養素がたっぷり詰まっており、見た目の豪華さや味の良さだけではない、食材としての底力を秘めています。



オーストラリア産有頭タイガーエビの春漁水揚げは、不漁に終わっています。秋漁もありますが、あまり期待できない状況と予測されています。
オーストラリアで漁獲されるエビは、主にカーペンタリア湾及び、オーストラリア北東部沿岸域になります。また、漁獲されるエビはバナナ種、エンデバー種、キング種、それとタイガー種の大きく分けて4魚種です。
従来、オーストラリア国内消費は主にバナナエビが中心でしたが、近年バナナエビの漁獲量が減少しており、日本向けとしての需要が多かったタイガーエビも国内需要に回っていることで、タイガーエビの輸出価格高騰に繋がっております。
またオーストラリアではエビの需要・消費は多く、数年前から主に東南アジアで行われているブラックタイガーの養殖事業も大規模的に行われており、天然エビの漁獲量を補うものとして進められております。
これらの状況を受け、相場は徐々に上昇傾向に転じ、前年比では価格が高騰しており、今後販売数量も確実に落ち込んでくることが予想されております。
クラハシでは、こうした品薄に転じているエビ情勢を考慮し、シータイガー、タイガー、ブラックタイガー等のエビをご用意し、お正月に縁起の良い有頭エビで元気な新年をお過ごしいただけるようご提案して参ります。



BT有頭
養殖表示になりますが、オーストラリア産タイガーと比較すると同サイズでも約60%ぐらいの価格で収まります。
相場上昇の可能性がありますので、お早めの手当てをおすすめ致します。

ST有頭
船上凍結された天然のブラックタイガーで、天然ならではの濃厚な旨みが特徴です。オーストラリア産タイガーと比べると約80%ぐらいの価格で収まります。
限られた数量しかありませんので、お早目の手当てをおすすめ致します。

アルゼンチン赤エビ有頭
近年では高値になっておりますが、それでもBT有頭よりもリーズナブルな価格になります。どのサイズもキロ単価はほぼ変わりませんのでL1サイズ(1kgで約15尾ぐらい)を売る方がお得になってきます。